当宿はもともと亡父が1999年に会員制ペンションとして開業した建物です。
定年前に早期退職した父が退職金を投じ、いろいろこだわって建てたので、モダンな造りになっています。(吹抜けの母屋は熱効率があまりよくないために冬場は寒くて大変なのですが…)
今はお隣にグループホーム沙羅の里さんが建っていますが、当時は周りに他の建物もなかったので、電気を引くのに電柱も自前で建てたようです。
その電柱はコンクリート製ではなく、昔の電柱のように節のある木を使っています。
この電柱につながる電線について、私は景色の邪魔をしてるような気がしていましたが、先日ある方にこの電柱と電線がとてもいい!と褒めていただきました。電線は日本の文化として海外でも注目されているとか。
電線を地下に埋めればすっきりした景色になっていいのにと思っていましたが、なるほど味があると言われればこれもまた魅力なのかと少し見方が変わりました。